放送終了「輝くウォーターメロン」チェ・ヒョヌク&シン・ウンス&リョウンら、青春の物語の結末は?【ネタバレあり】

OSEN |

※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=tvN「輝くウォーターメロン」放送画面キャプチャー
青春の特別な時間旅行が美しく幕を閉じた。

韓国で14日に放送されたtvN月火ドラマ「輝くウォーターメロン」最終話では、時間旅行が終了した後、ウンギョル(リョウン)とウンユ(ソル・イナ)によって人生が変わってしまったたイチャン(チェ・ヒョヌク)とチョンア(シン・ウンス)の姿が感動を与えた。ウンギョルとウンユの関係も時間旅行後にも続き、ハッピーエンドを迎えた。

最終話の視聴率は、首都圏世帯基準平均4.5%、最高5.5%を記録し、全国世帯基準平均4.5%、最高5.3%で、首都圏と全国基準ともにケーブル及び総合チャンネルで同時間帯1位を獲得して、有終の美を飾った(ケーブル、インターネットテレビ、衛星を統合した有料プラットフォーム基準、ニールセン・コリア)。

結局、1995年の父親イチャンの失聴を防げなかったウンギョルは、自分のせいでイチャンが怪我をしたという罪悪感に襲われた。時間旅行の終了を知らせるマスター(チョン・サンフン)から電話がかかってきて、ウンギョルは同い年の父親イチャンと切ない別れの挨拶を交わし、視聴者の涙腺を刺激した。

もう1人の時間旅行者のウンユも、同い年の母親セギョン(ソル・イナ)と予想外の初対面を果たした。セギョンに向かって「ママもママの人生を生きて。それでもいいんだよ」と話すウンユの眼差しからは、いつも喧嘩しながらも誰よりも母親を愛する真心が伝わってきた。

1995年、時間旅行で出会った人々と別れたウンギョルは、多くのことが変わった2023年を迎えた。大人になったイチャン(チェ・ウォニョン)は試練をカッコよく乗り越えて、チンソン楽器の本部長になり、チョンア(ソ・ヨンヒ)はソウォン芸術高校の理事長になった。ウォーターメロンシュガーのメンバーたちは変わらない友情を誇っていた。時間旅行が終わった後も、ウンギョルとウンユは甘い恋愛を続けた。

ウンギョルとウンユに時間旅行をプレゼントしたラビダミュージックのマスターが、ビバおじいさん(チョン・ホジン)であることも明らかになった。ウンギョルとウンユが青春を楽しめるように特別な旅をプレゼントしたのだ。愛する弟子と孫娘に向けたマスターの温かい眼差しが、和やかな雰囲気を伝えた。

ウンギョルとウンユがもたらしたバタフライ効果を最後に幕を閉じた「輝くウォーターメロン」は、コーダ(CODA)少年の多事多難な時間旅行で毎週多彩な楽しさを届けた。これにより、K-コンテンツ競争力分析専門機関であるGood Data Corporationの公式プラットフォームFUNdexが発表した11月第2週のテレビ&OTT(動画配信サービス)統合話題性ドラマ部門で3位を獲得し、初放送以降、視聴率を延ばし続け、6週連続で自己最高記録を更新(2023/11/14基準)する大記録を打ち立てた。

何より時間旅行を通じて同年代の両親と両親の初恋の相手に会うというユニークな設定が共感を呼んだ。父親の失聴事故を防ぐために奮闘する息子、音なき世界に孤立した少女を世に送り出した熱血男、家族という心の重荷を下ろして自分の面倒を見るようになった少年、少女など、お互いを救う人物の関係性は、俳優たちの熱演で没入感を高めた。リョウン(ウンギョル役)、チェ・ヒョヌク(イチャン役)、ソル・イナ(セギョン、ウンユ役)、シン・ウンス(チョンア役)をはじめ、チェ・ウォニョン(父親役)、ソ・ヨンヒ(母親役)、チョン・ホジン(ビバおじいさん役)、コ・ドゥシム(コ・ヤンヒ役)、イ・ソヨン(大人のセギョン役)、チョン・サンフン(マスター役)などベテラン俳優たちの共演が輝いた。

また、1995年と2023年を自然につなぐ密度の高い脚本と青春の一時代を思い起こさせる美しい映像、時代を問わず愛された名曲まで、ドラマを構成する要素が調和を成した。最終話の終盤、大人のチョンアに手話で挨拶したホテルのドアマンのように、tvN初のバリアフリー制作発表会や聴覚障がい児のための寄付キャンペーンを通じて手話の敷居を下げ、意識の変化を呼びかけるなど、良い影響を広めた。

音と沈黙の世界をつなぐ架け橋役を果たしてきたtvN月火ドラマ「輝くウォーターメロン」は、最後まで世の中の青春に胸が熱くなるような応援と慰めを伝え、深い余韻を残した。

記者 : キム・ナヨン