TEENTOPのNIEL、ミュージカル「種の起源」でサイコパスを熱演“ダンスが上手だと言われて嬉しかった”

OSEN |

写真=「種の起源」
TEENTOPのNIELが、ミュージカル俳優NIELとして「種の起源」で力を尽くした演技と吸い込まれるような歌声を披露し、感動を与えた。

昨年12月18日から3月5日まで上演された「種の起源」は、「7年の夜」「28」「私の心臓を撃て」など、多数のベストセラーを執筆した作家チョン・ユジョンの小説「種の起源」を原作としている。ユジンにとって唯一の避難先である水泳に反対してリモートという薬物治療を強要する母親と叔母、死んだ兄のユミンにそっくりの外見で養子縁組されたヘジンの物語を描く。

NIELはサイコパスの中でも最も凶悪な存在であるプレデターのハン・ユジン役を演じた。サイコパスの性質をそのまま表す繊細な人物描写で、観客にスリルを与えた。徹底的に分析し、練習した結果、完璧なハン・ユジンを誕生させた。

NIELはOSENとのインタビューで「今、公演を10回以上していますが、まだ緊張しています。歌詞とセリフをいつも考えなければならないので、毎回緊張しながら舞台に上がります。それでも観客が見て、できる限り奇怪なハン・ユジンを表現したいと思いました。目標に掲げたレベルまで自分のキャラクターを表現できているかどうか分かりませんが、それでも観客が僕を怖がるような演技をしたいと思いながら準備しました」と話した。

続いて彼は「一緒に準備してきた俳優たちの演技をたくさん観察しました。僕よりキャリアも長く、演技もみんな素晴らしいので、たくさん学んで、見て、自分だけのものを探すために努力しました。他の俳優と差別化しようとは思いませんでした。ただ自分がこの役に忠実でなければならないという思いで演技しました」とつけ加えた。

「種の起源」は、今回初めてミュージカルとして誕生した作品だ。そのためNIELは原作を読みながら作家のメッセージを解釈し、ハン・ユジンというキャラクターを分析した。アイドルの経験があるため、体の使い方は自然にステージ上で輝き、TEENTOPのメインボーカルらしい伸びのある歌声は素晴らしかった。

NIELは「肉体的な負担よりも、感情的な部分を大きく表現しなければならないので、精神的に大変でした。楽しく表現した後は、気を吸い取られる感じがします(笑)。ずっと目を見開いていなければならないから、たまに目がすごく痛くなることもあります(笑)。でも観に来てくださった観客から、ダンスが上手だと言われるんです。それを言われる度に、まだ捨てたもんじゃないと思えて嬉しいです」と話した。

続いて彼は「(取材の時点で)TEENTOPのメンバーたちはまだ公演を観に来ていません。時間を合わせているようです。他の知人たちは、むしろ僕の本来の姿をよく知っているので、集中して観ている途中、僕の本来の姿を思い出して、時々笑ってしまうそうです」とし、笑顔を浮かべた。

ミュージカルの実績をしっかりと積み重ねているが、ミュージカルの魅力は何かという質問にNIELは「僕ではないキャラクターを演じることができるということがとても魅力的だと思います。そして僕がする演技を見ながら観客が劇に没頭し、僕をキャラクター自体として見てくれるところが魅力的です」と率直に話した。

今後挑戦したいミュージカル作品とキャラクターを聞く質問には「こういう作品に挑戦してみたいというのはまだありません。ただ、ミュージカルと関連する多くの機会があってほしいと思いますし、作品やジャンルを選ぶよりも、僕がきちんとやり遂げられる役にずっと挑戦していきたいです」と語った。

記者 : パク・ソヨン