「高等ラッパー4」優勝者イ・スンフン、賞金の使い道は?今後の目標にも言及“誰でも共感できる…”

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写真=H1GHR MUSIC
ケーブルチャンネルMnet「高等ラッパー4」の優勝者イ・スンフン(TRADE L)が、率直で堂々とした話を伝えた。落ち着いて大人っぽいが、“高等ラッパー”らしい一面もアピールした。

最近、ソウル市麻浦(マポ)区上岩(サンアム)洞のカフェでマイデイリーと会った彼は「実感できません。胸がいっぱいで、すかっとしています」と優勝の感想を語った。

「高等ラッパー4」は世の中を揺るがす10代たちの本物のヒップホップ、韓国初の高校ラップバトルだ。イ・スンフンは最近韓国で放送されたファイナルステージで、最終優勝を手にした。

初インタビューという彼から、緊張感を探すことができなかった。優勝賞金である1000万ウォン(約97万円)について聞かれると「マイクを変えようとしたんですが、両親が優勝プレゼントとして変えてくれました。賞金は両親にプレゼントする予定です」と答えた。

インタビュー中、イ・スンフンは落ち着いていた。「高等ラッパー4」の放送当時、涙を見せたことにも言及した。彼は堂々と「プレッシャーを下ろしてミッションに参加したらもっと楽しく、良い公演、ラップを披露することができたじゃないかなと思います」と、公演について残念な気持ちを示した。

プレッシャーは、H1GHR MUSIC所属ということから始まった。パク・ジェボムが代表であるH1GHR MUSICは、多くの人々の憧れの対象だ。そのため、契約する当時、パク・ジェボムがイ・スンフンに自ら送ったコンタクトメッセージが話題を集めた。

「一体なんで? どうして? なぜ? と思いました。どれだけ考えても詐欺なのではないかと思ったんですが、知ってみたらそれがジェボム兄さんの話し方でした。自ら電話してくださって『本当なんだ』と、信じてもいいと思ったんです。びっくりしました。『僕がパク・ジェボムさんと電話しているなんて、ありえない。最高』と思いました」と伝えた。

「高等ラッパー4」にはパク・ジェボムをはじめ、H1GHR MUSIC所属のPH-1、WOOGIEなどがメンターとして出演した。これにプレッシャーを感じたりしなかったのだろうか。イ・スンフンは「撮影する時には、兄さんたちに連絡もしなかったです。兄さんたちも先に連絡しませんでした。撮影中には同じ事務所だと考えてはいけないので。僕も別のチームのメンターだと思っていましたし、僕のチームに集中しました」と説明した。

「クァ(The Quiett)兄さんの『証明しようという態度を捨てて、ショーを楽しんで』というアドバイスが、僕を振り返ってみるきっかけになりました。その後からは楽しむようになり、次のステージでは変わった姿を見せることができたんです」と述べた。

プレッシャーを乗り越えた彼は飛び上がった。セミファイナル「SUPERNOVA」では、「高等ラッパー4」で最高のステージを披露したという評価を受けて1位を記録。イ・スンフンは「1位になって嬉しかったですし、次の公演も頑張ろうと思いました。頑張ったほど結果がよくて、よかったです」と率直な感想を伝えた。

友人たちと一緒に飾った、ファイナルステージ「Ooh Wah」についても言及した。彼は「僕のファイナルステージは、装置がほとんどなかったんです。ラップに集中できるように声、ジェスチャーだけで飾ってみようと思いました。夢に関するテーマだったので、友人たちと一緒にしたら素敵なエンディングになるんじゃないかと思ったんです」と説明した。

また「ファイナルステージは一生懸命に準備したし、ミスした部分もありません。頑張ったほど結果がよくて嬉しかったです。後悔もなく、公演も最高でした」と付け加えた。

イ・スンフンは多くの期待と共に質問もたくさん受けた。もうそのプレッシャーはなくなったのだろうか。彼は「実は『高等ラッパー4』の放送が終了した後、そんなことは考えなかったです。今は『証明する』とか、こんなことは思ったりしません。兄さんたちが僕の才能を高く評価して家族として迎え入れてくださって、一緒に音楽作業もしました。兄さんたちが直接僕を選んだことについて、疑問を抱くのもおかしいですね。もう気にしません」と堂々とした態度を見せた。

「高等ラッパー4」で夢について語ったイ・スンフン。これから伝えたいメッセージについて聞かれると「誰でも共感できる、誰が聞いても共感できる素朴で小さい日常を収めたいです。簡単に近づけるテーマで音楽を作っています」と答えた。

そして「『あの人、あんなこともするの?』と言われるアーティストになりたいです。ジャンルも、フィーチャリングも多様に参加して、オールラウンダーになりたいです」と意気込みを述べた。

優勝公約である坊主頭については「スペシャル音源を発売する時、しようと思っています」と伝えた。インタビュー中、落ち着いて大人っぽかった彼は「学校の規定に反しないレベルで、半分だけ坊主頭にする計画です」と、初めていたずらっ子のような一面を見せた。

記者 : カン・ダユン