「約束の恋人」「赤道の男」「キング~Two Hearts」…2012年の幕開けは南北ブーム

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写真=TVレポート DB
昨年はドラマ「王女の男」と「根の深い木~世宗(セジョン)大王の誓い~」が成功を収め、時代劇がお茶の間を沸かせるキーワードとして浮上した。さて、今年の初めにお茶の間を支配するキーワードは何だろうか。様々なジャンルや題材のドラマが予定されている中、「約束の恋人」から「赤道の男」「キング~Two Hearts」につながる南北(韓国と北朝鮮)の物語がお茶の間を虜にしようとしている。

2月6日の午後8時50分にスタートする「約束の恋人」(原題:韓半島)は総合編成チャンネルTV朝鮮と製作会社レモンレインがタッグを組んだ、超大作ドラマである。韓国の男と北朝鮮の女の恋愛ストーリーとともに、南北の代替エネルギーの開発と統一に対する議論が加速化する未来の朝鮮半島を背景に、世界各国の情勢を緊張感のあるタッチで描く予定だ。

主演はファン・ジョンミンとキム・ジョンウン、他にもイ・スンジェ、チョン・ソンモ、キム・ジスク、チョン・ドンファンなど名脇役の活躍が期待される同ドラマ。特に「不滅の李舜臣(イ・スンシン)」「大王世宗(キム・サンギョン)」「ファン・ジニ」などの完成度の高い時代劇で視聴者からの信頼を得ている脚本家ユン・ソンジュと、「ごめん、愛してる」「雪の女王」「赤と黒」でのスタイリッシュな演出で高い評価を得ており、多くのマニアックなファンを獲得しているイ・ヒョンミン監督が呼吸を合わせた作品で、期待を集めている。

2月29日に「乱暴なロマンス」の後続作として放送される予定の「赤道の男」は、現在30%に迫る視聴率で注目されているMBCの人気水木ドラマ「太陽を抱く月」を製作したPANエンターテインメントが制作するドラマで注目を浴びている。

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「太陽の女」を執筆した脚本家キム・インヨンが4年ぶりにKBSでドラマを手がける「赤道の男」は、熱い欲望を抱いた二人の男主人公ソヌとジャンイルが、ソヌの父の謎を解きながら運命に立ち向かっていく。そんな二人を通じて「人間の愛と信頼はどこまで届くのか」というテーマを描く。今月末から撮影を開始する予定だが、主演俳優のキャスティングに難航している。

「太陽を抱く月」の後続として放送されるMBCの水木ドラマ「キング~Two Hearts」は韓国が立憲君主制だという設定の下、韓国の王子と北朝鮮の特殊部隊将校の恋愛を描くラブコメディである。

「キング~Two Hearts」も主人公のキャスティングに難航したものの、ハ・ジウォンとイ・スンギを主演とし、放送業界で話題となった。ハ・ジウォンは、北朝鮮の最精鋭特殊部隊の伝説である「第1号」教官のキム・ハンナ役を演じることになる。イ・スンギはロイヤルファミリーという後ろ盾に、知性と美貌まで兼ね備えているが、政治的な野心は持ち合わせていない王子イ・ジェハ役を演じる。さらにドラマ「ベートーベン・ウィルス~愛と情熱のシンフォニー~」を演出したイ・ジェギュ監督とホン・ジナ、ホン・ジャラム姉妹脚本家の筆力が加わり、期待が高まっている。

記者 : イ・ウイン